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第132回
【物流】棚卸・格納・関連作業のスピードを上げる<その2>
2014/11/1

 ここでの策も、地味ですが、「フリーロケーション」か「固定ロケーション」かによって違ってきます。

 フリーロケーションのときには格納指示書で場所を指定しないことで最短での格納ができるように

 なります。また、格納作業をするときに、台車を使うのか使わないのか、さらにどのような

 台車(1段か2段か)を使うのかなどのマテハン選定もポイントになります。

 物流センターの設計段階であれば、格納の導線も決めておくべきでしょう。格納作業が早くなれば、

 その商品の引当が早期にできるので、入庫即出荷の流れがスムーズにいき、ムダが減ります。

 導線を考えたゾーニング変更も、全体的に生産性を上げる要素です。基本は、入庫から出庫まで

 (入庫→在庫エリア→ビッキングエリア→検品→梱包出庫)後戻りすることなく、

 段取りよく進めることです。また、それぞれの距離を最短にして、運搬を最短にすることも必要です。


                                                      以上
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