(1)売掛金の回収は、営業の重要な職務です。
回収の遅れ、売掛金の焦付の発生は、直ちに資金繰りに悪影響を与えます。
入金促進・回収業務を確実に行い、売掛金回収の強化をはかり、資金繰りに問題を
発生させないことが重要です。
具体的には
〇売掛債権の回収の基本は、納品が完全に行われたことを前提として、約束通りに請求し、
必要があれば約束した日時に必ず回収に出向くことが必要です。
〇売掛金は、支払期日の契約が出来ていても、なかなか支払が実行されないケースも有ります。
だからといってそのまま放置しておけばますます回収が難しくなります。
〇売掛金回収を進めるには、入金促進・回収・売掛残高が滞留した時の処置をどの部門で行うか、
また担当部門を決めたら、実際の業務担当者を明確に決めておくのがポイントです。
(2)売掛先一社に対して複数の営業部門が関わり、売掛金が複数の営業担当者から発生する場合は、
主契約者(又は主契約部門)を明確に定め、その担当者がすべての売掛金の入金促進・回収・売掛
残高が滞留した時の処置を、責任を持って一括管理し業務を遂行するようにします。
以上 |