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第191回
管理会計
2019/10/1



 計画の局面では、その計画を実行する事でどのような未来(売上、利益、財務状況、資金状況等)が
 想定されるのかがわからなくては、計画の可否を判断することは難しい。

 一方、管理会計は先に述べているように、経営の為の情報を会社内部に提供するものであり、
 会計情報をどこに向かって提供するのかという目的が異なり、その為、次のような違いが生じる。

 財務会計管理会計外部情報提供先内部年単位、四半期など会計期間目的に応じて
 様々(年、月、週、日、時間等)一般に認められた会計原則、税法、商法基本ルール目的に応じて
 様々過去対象とする時期過去と未来会社全体、グループ全体会計単位部門別、製品別、
 プロジェクト別など但し、財務会計と管理会計がバラバラにあるという事ではない。

 財務分析会社全体、もしくは部門別、製品別等の業績数値を、様々な指標にあてはめる事で、
 他と比較することが出来るようにし、当初の計画や自社の過去の実績、ベンチマークとする
 他社などと比較することで、自社の状況を把握し、経営判断に役立てる。

  間接費の配賦製品製造に関するコストには、それぞれの製品製造に直接関連する
  コスト(直接費)の他に、それぞれの製品製造には直接関連しないコスト(間接費)がある。
 間接費を配賦する際には、それぞれの製品の製造に関連した配賦基準
 (生産時間、生産金額、生産量等が考えられる)を設定し、配賦基準に応じて振り分ける。

  以上

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