組織活性化の第一歩(第一条件)は「反応が良い」ということである。すなわち、呼べばこたえ、
打てば響くような体質といえる。
まずは、声がかかればすぐに「ハイ」という返事が返ってくる状態にあるかどうかである。
組織の活性化は活気づくり・リズムずくりにあるが、返事がないということは仕事の能率にも
大きな悪影響を及ぼすことになる。
私は新入社員で、最初の段階(第1日目)で必ず教えている(しつけてる)ことに次の2つがある。
(1)呼ばれたら、必ず大きな声で「ハイ」と返事をすること(できるまで徹底的にしつける)
(2)使ったモノは、必ず元の位置(定位置)に整理して戻す。
この2つのことなら、新入社員であっても入社第1日目からできる内容であり、特に仕事の知識や
技能を必要としないからである。しかしながら、これらの事柄が意外と軽視されている企業が多い。
極めて常識的で、初歩的なことだと軽く考え、新入社員にこれらのしつけ教育を特にしようと
しないのは、経営者も幹部もその重要性を認識していないからであろう。(幹部や先輩が、
自ら率先垂範する気もないから無視されていく。
よばれたら必ず返事をするということが、チームの全員に浸透してくれば、チームの空気も
ガラッと変わり、活気が生まれてくる。
以上
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