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第34回
組織活性化策(1)呼べばこたえるチームづくり
2006/9/1


  組織活性化の第一歩(第一条件)は「反応が良い」ということである。すなわち、呼べばこたえ、
 打てば響くような体質といえる。
  まずは、声がかかればすぐに「ハイ」という返事が返ってくる状態にあるかどうかである。
 組織の活性化は活気づくり・リズムずくりにあるが、返事がないということは仕事の能率にも
 大きな悪影響を及ぼすことになる。
 
  私は新入社員で、最初の段階(第1日目)で必ず教えている(しつけてる)ことに次の2つがある。
 
 (1)呼ばれたら、必ず大きな声で「ハイ」と返事をすること(できるまで徹底的にしつける)
 
 (2)使ったモノは、必ず元の位置(定位置)に整理して戻す。
 
  この2つのことなら、新入社員であっても入社第1日目からできる内容であり、特に仕事の知識や
 技能を必要としないからである。しかしながら、これらの事柄が意外と軽視されている企業が多い。
  極めて常識的で、初歩的なことだと軽く考え、新入社員にこれらのしつけ教育を特にしようと
 しないのは、経営者も幹部もその重要性を認識していないからであろう。(幹部や先輩が、
 自ら率先垂範する気もないから無視されていく。
 
  よばれたら必ず返事をするということが、チームの全員に浸透してくれば、チームの空気も
 ガラッと変わり、活気が生まれてくる。
 
 以上

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