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第92回
アイデアを出すための手法(3)
2011/7/1

先月に続き「アイディアを出すための手法」をいくつか紹介する。

2.ブレストのやり方

1939年、オズボーンによって創始された集団的な思考技術で、
これに参加するメンバーは次の4つのルールを守らなければならない。

(1)それはダメだ……は禁句
どんなアイデアが出てこようとも、良い悪いの批判は一切しない。もちろん「Aさんの意見ではムリ」などと
言うのはタブー。他人に対してだけでなく自分自身を含めて、何の気がねもなく発言すること。

(2)自由奔放に意見を出す
良いアイデアは、柔らかい頭から生まれてくるもの。バカバカしいと思われることでも大歓迎。
良い意見を出してやろうと肩肘はったり、構えたりする
とアイデアは出にくくなるもの。気楽にパッパッと発言するくらいがよい。

(3)とにかく数をたくさん
アイデアが多ければ多いほど、中身のあるものが出てくる可能性が高くなる。
前の意見と似かよっていてもかまわない。考え方を制約せず、遠慮なく発言すること。

(4)他人のアイデアに便乗歓迎
他人のアイデアからハツと気づいたものがあったら、すぐ発言。お互いのアイデアの
組み合わせや改善の中から、良いアイデアが生まれてくる可能性がある。 以上

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