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第174回
売上の回収手続き(3)
2018/5/1


  (5)回収を確実に実施するポイントです。

 具体的には
 ○契約先から検収通知書、もしくは支払通知書が送付されてきたら、金額に間違いないか、
   検収漏れが無いかを確認します。
 ○検収の漏れ・金額の間違いが確認されたら、最初に、自社に発生の責任が無いかを確認し、
   自社に責任が無い時は、契約先に検収の漏れ・金額の間違いを連絡し、売掛金支払への追加、
   訂正の処置を依頼します。
 ○検収の漏れ・金額の間違いの訂正を依頼した時は、必ず、当月処理されるのか、
   当月処理が間に合わず次月になるのか、を確認し、自社内の関係部門へ連絡します。
 ○回収した現金・小切手・手形は、営業担当や回収者の手元に置かず速やかに
   経理部門へ送付します。

 (6)取引開始にあたっては、取引先の信頼度や安全性を多様な角度から検証し与信を設定します。

   一度設定された与信方針は、トラブルが発生しないと見直しされませんが、
   定期的に検証し見直しを実施することが、スムーズに入金促進・回収を行う上で有効です。


以上

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