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第187回
納期遅れとクレーム対応<その2>
2019/6/1


 3.不良発生等による納期遅れの対策

 (1)不良発生や部材料の入手遅れ、加工設備の故障など自社内トラブルにより、製品納期の遅れが
 発生した時は、情報を逸早く掴み、状況を把握して客先よりクレームが来る前に、「納期遅延のご連絡」
 の書面(文書1の様式参照)にて事前調整を行うことがポイントです。

 (2)自社内トラブルによるお客様への納期トラブルの発生の場合は、遅れの状況を正確に把握します。
 納期トラブルの発生については、原因の究明と対策を実施し、部材料の遅れによるときは、
 確実な入手日を把握して工程を立て直し、お客様への納入日を設定して、その納入日での交渉を行い、
 了解を取るように営業活動を行います。

 4.原因の究明と再発防止の徹底

 (1)納期遅れは発生しないのが理想ですが、発生した時は、同じ様な納期遅れを再び起こさないように
 対策を打つのがポイントです。連続しての納期遅れの発生、同じ内容での納期遅れの発生等連続性の
 あるものは、至急対策を講じ、混乱の解消を図ります。

 (2)納期遅れが発生した時は、当面の納期遅れの解消に追われて、納期遅れの抜本解決の対策が
 後手に回らないようにするのがポイントです。

 以上

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