人間の性癖として、うまくいったことや上手にできたことはすぐに報告したく
なるものだが、トラブルや失敗したことは報告しにくいものである。
しかしビジネスの世界では、逆にトラブルなどのマイナス情報ほど速やかに
報告しなければならない。それは、初期の段階で手を打てば大事に至ることは少ないが、
放置しておけばおくほど大きなトラブルへと発展してしまうことが多いからである。
「自分が蒔いた種は自分で刈ろう」とばかりにトラブルを自分一人で抱え込んでいて、
後に取返しのつかない大きなトラブルに発展してしまうケースはよくある。
口頭で報告を行なう場合のポイントを整理すると図表1のようになる。
なお、図表に示したポイントは、口頭での「連絡」や「相談」の時にも
基本的には当てはまる。
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