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第212回
報連相シリーズ14 「トラブル時の ほう・れん・そう2」

2021/7/1


  部下がトラブル処理を行なっている時に、上司としてはどう対応したらいいのだろうか。
 ポイントは、トラブルの原因を客観的に把握できるように、早い段階から部下に「報告」
 させることである。ただし、あくまでトラブルの原因究明と対処にポイントを置いて、
 間違っても当事者の個人的な面を追求したりしないこと。
  仕事の方法や仕組み、チェックシステムなどに焦点を当てて原因追求した方が生産的である。
 「報告」は頻繁に受けて、常に「相談」に乗るが、トラブル処理自体は部下に委ねる、
 というのも部下教育という側面からは一つのいい方法といえる。
  トラブルを解決することは大きな自信に繋がるからである。その意味でもトラブルが
 生じた時には、そのトラブルが「部下だけで解決可能なもの」か、
 「自分がタッチした方がいいもの」か、「全社的に取り組んだ方がいいもの」か、
 といった判断が必要になってくる。

   上司は、日頃からどんな小さなトラブルでもすぐに「報告」「連絡」が
 入ってくるようなシステムをつくっておくことが重要といえよう。
                                           以上

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