新商品開発プロジェクトを進める手順売上増加対策や収益性の改善や新事業への進出には、
必ず新商品や新商財・ビジネスモデルの開発なくしては実現しない。だが、命取りになって
しまうケースも数多くある。
街の発明家的経営者は、よい物(多くは自分の思い込み)を作れば売れると、思い込んで
取りかかるが、消費者に届くまでの生産・販売・メンテナンス等のトータルコストの見積や、
市場動向、ライバルの動き等をほとんど調査しないで、取りかかるが故にである。
自社の経営資源を、正しく認識して取りかかり、撤退をも視野に想定して取りかかるのが、
安全なことであり、その手順と考え方を述べる。
新商品・サービスは、次の各段階を経て市場に投入される。
1.着想段階(アイデアの収集、新商品のリストアップと選択)
2.評価・研究・計画・決定段階(商品仕様の検討、試作、生産方法・投資額等の検討を経て
利益計画・資金計画を策定しプロジェクト実施を決定)特に実証試験やテストマーケットによる
お客様目線情報の収集はかかせない。
3.実施段階(生産体制・販売体制の構築、必要資金の調達等)そして
4.統制段階で月次にP・D・C・Aを行い、ブラッシュアップを継続的にすすめ、
新商品の事業プロジェクトが進行していくこととなる。
以上 |