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第265回
効率より効果

2025/12/1


 経営において、まず、必要なのは「効果」である。「効率」ではない。
 なぜなら、効果があって成果が出ていない限り、いくら効率を上げてもムダだからだ。

  10万円しか売上を上げられない段階で、いくら効率を上げても、
 経営に対するインパクトは極めて小さい。だから、まずは、10万円を100万円に、
 100万円を1000万円にすることが大事だ。その段階では「効率性」より「効果性」の
 ほうが優先順位は高い。
 だから、成果が出るまでは、インプットの量を減らしてはいけない。
 しかし、ラクをしたい経営者は、そこを勘違いする。
 十分な成果を出す前から「効率的に」と考えてインプットを減らしてしまう。
 そんなやり方で、本当に必要な成果まで、たどり着くのは難しい。
 効率を上げようとしていないか?効果を出す前にインプットの量を下げていないか?
 「成果(効果/アウトプット)のない効率は意味がない」効率的じゃなくていい。
 泥臭くてもいい。成果を上げていこう。


 以上

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