今回は「インテリア用品店」を取り上げる。
1.業界の特徴
業界全体として、店舗数、年間販売数ともに減少の一途をたどっている。特に職人が手づくりで
桐タンスを作り出すような、昔から全国に根付いてきた家具店は減少が著しい。
逆に、都心、郊外に大型インテリアショップが増加するという傾向が続いている。
2.対応策
平成18年には船橋にスウェーデンの「イケア」が開業し、オープン当初から多くの集客をしている。
大塚家具も幕張、有明、多摩などにショールームを展開しており、盛況である。今後も首都圏の
ベッドタウンに、ニューファミリーを狙った大型店が出店していく可能性は高い。
消費者にとってはなるべく多くの商品を見ながら最も自分にあった家具を選びたいということであり、
比較購入をしたい消費者欲求を満たすべく、店舗が大型化してきているということである。
今後もこの傾向は続くと思われるため、総合的な品揃えを目指すのであれば、より大型店舗を
用意して対抗していく必要がある。
中小の家具店にとっては厳しい時代が続くが、小さい店舗でもより専門特化した商品を
揃えることにより、差別化を図っていく必要があるだろう。 以上
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