今回は「ガソリンスタンド」を取り上げる。
1.業界の現状
ガソリンスタンドの事業者数は減少が続き、10年前は約30,000社あったものが、平成17年度は
23,923社となった。一方給油所は10年前の約60,000ヶ所をピークに減少し、平成17年度は、
47,584ヶ所となっている。1ヶ所の給油所しか運営していない企業が約65%であり、
中小企業が多い。
2.課題と対応策
製品に大きな違いはないので、消費者の多くはガソリンスタンドに低価格を求める傾向が強い。
また、全石連が消費者向けに行ったアンケート調査によると、新たなサービスを付加するよりも、
石油、オイル、バッテリー交換の効率化と時間短縮を望む声が多い。
また、地球温暖化対策からガソリン代替としてのエタノールを混入したETBE混合ガソリンの
取扱が課題である。政府は2030年までに600万キロリットル、年間ガソリン消費の1割の
目標を掲げている。
以上
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