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第7回
業績先行管理の基本
2004/6/1


 勝ち組企業は、先見・先手・先行・先攻の差額対策を実現している。
結果管理・遅行管理では、今の厳しい競争環境下、倒産・廃業に追いやられても
やむを得ないであろう。
 業績先攻管理を導入することで、将来の見通しをつけ、生き残りを図らなくては
ならない。

1.業績の質的区分
 経営利益が上がったとしても、それが環境要因によるものであっては、真に業績が
向上したとは言いがたい。要は「業績は中身」なのである。では、業績のどの部分が
重要なのか。
 真の業績は「安定継続部分」ではなく、「新しく利益のベースに加わる部分」や
「一時的な部分」を重要視しなればならない。

2.真の業績管理とは先攻累計差額管理
 業績管理の目的は、目標を即結果として実現することであり、そのためのポイントは
「目標に対する執念」「先見・先手・先攻の業績先攻管理」である。
 先攻累積管理とは、差額を把握し、差額挑戦的行動を推進することにある。

 つまり、業績先攻管理の原点は差額挑戦行動であり、差額を生み出す視点と
その過程に存在する先見・先手・先攻的な視野をもつことこそが、業績先攻管理を
生み出す基本となる。                              以上

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