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第11回
スピードアップの為の管理会計システムの導入
2004/10/1


 月次決算があくまでも内部管理資料であることに着目すれば、より経営の実態を
表す管理会計方式の方がスピードアップにつながる。

管理会計と財務会計の相違
 
管 理 会 計
財 務 会 計
1.システムの意義 経営管理のための予実績を
比較分析する会計システム
外部提出の財務諸表作成のための
会計システム
2.目的 トップが経営をどのようにコントロール
すればよいかの対策を打ち出すための
資料を提出する
企業をとりまく利害関係者
(株主・債権者等)に資料を提供する
3.狙い 企業の生産性の向上を図ること 外部利害関係者の利害調整を図る
4.計算の基準 経営効率を目指すために企業
独自の基準を作る→合目的
商法、税法、会計原則、財務諸表
規則に合わせ→合法性
5.計算対象 部門別の予算の立案、実績の
計算差異分析
企業全体の損益、財政状態
6.計算期間 毎月度、〆切後一週間以内
−事前計算、過程計算−
年1回を原則、決算後2〜3ヶ月以内
−事後計算−
7.会計基準 発生主義 現金主義
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