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第183回
売掛金回収ノウハウ<その1>
2019/2/1


 売掛金の回収の遅れ、売掛金の焦付の発生は、直ちに資金繰りに悪影響を与えます。
 売掛金回収の強化をはかり、資金繰りに問題を発生させない事が重要です。
 売掛金の不良債権が発生したら、直ちに現状を素早く正しく把握し、関係部門と協議し、
 当面の処置と今後の方針を明確にします。

 (1)不良債権発生防止のための出荷停止

 継続的な取引を続けていると、商品を先に納品し代金は指定日の後払いということが
 多く発生してきます。この場合、商品の納品前に取引先に信用不安が発生した場合、
 商品の出荷停止を行います。しかし無闇に出荷停止をすれば、
 取引先から契約違反で損害賠償を請求される可能性があります。
 出荷停止をするためには、最初に客観的な信用不安の調査を行います。
 その結果、代金決済の見込みが無いと判断された場合には、次に代金引換や確実な
 担保の提供を要求します。その要求に取引先が応じなければ出荷停止を行います。

  以上


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