(4)取引先の調査を徹底し、しっかりとした契約を結ぶ
営業担当者が一生懸命新しい顧客を見つけてきても、その取引先がどのような会社であるのか、
しっかりと信用調査する必要があります。新しい取引先を作ることは、会社運営の上で
非常にプラスになります。しかし、調査が不足し最終的に売掛金で不良債権が発生しては、
むしろ取引をしないほうがよかったということにもなりかねません。ですから、
しっかりとした調査をして、優良な顧客を絞っておく必要があります。
取引を行うときには、普通何らかの取決をします。しかし、口約束であったり、
昔からの付合や商慣習で正式な契約書を作っていないという場合も有ります。
取引の途中では、契約書を改めて交わすのは難しい場合もあるかと思いますが、
これから契約を始める場合には、必ず契約書の取交しを行います。
日々の取引の中で、相手方の状況は絶えず変化します。ですから、支払いが遅れているような
取引先には出荷を停止したり、常に債権の回収が行えるような体制を普段から
作っておくことが大切です。
また、請求をする手続もしっかりと確立されていることが必要です。内容証明による催告、
督促の時期や商品引上、法的手段にいたるまでの体制が会社内で
しっかりと徹底されていることが大切です。そのためには、適切な与信管理規定も必要です。
以上
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