環境変化がもたらすニッチ市場を見つけ出し安定収益を確保・最近になってグローバル化が
進み、一国だけでは経済の見通しが利かなくなってきた。経営資源の質と量で勝る
大企業(強者)とその系列企業は海外に進出してグローバル最適化を図り益々、企業間格差を
広げている。一方、経営資源の質量で劣る中小企業は価格競争に明け暮れ、消耗戦で体力を
磨り減らしている。現在は、多様化、スピードと変化の時代であり、内外環境が変化すれば、
必ず隙間ができる。そこにニッチ市場が生まれるので、中小企業のビジネスチャンスになる。
(ニッチ市場とは、市場の細分化で見えてくる未知の独占可能な隙間市場)そのニッチ市場を
見つけ出して42%のシェアを確保すれば、価格決定権を握ってオンリーワンの地位を
奪取できる。これがいわゆるランチェスターの「弱者による市場占拠率論」である。
弱者の中での強者となるわけで、確実に競合を押さえ込んで安定した収益を確保できる
ことになる。
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