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第251回
契約書調印までにやるべきこと1

2024/10/1


  取引相手としてふさわしいかを調査・判断する契約を結ぶ前に、最初に確認すべきは、
 相手方が信用に足るかどうか、安心して取引できる能力があるかどうかだ。
 ここが不安な相手方では、どんなに立派な交渉・契約を行なったとしても無意味である。
 特に遠隔地の取引先とか、あまり慣れない相手の場合、見かけに騙されないように
 注意しなければならない。信頼できる紹介者や興信所などでチェックできれば好ましい。
 それができなければ、保証人をつけさせるとか、何か担保を立てるよう促すなど、
 方策を考える必要がある。契約を結ぶ前に、当然にやらなければならないのは、
 どういう取引をやるのかをきちんと決めることだ。そんなことは当たり前ではあるが、
 それが意外とおろそかにされ、お互いの思い込みなどでしっかりとしていないことがある。

 取引の内容を煮詰める取引・契約の形態、商品の種類、品質(十分な包装をすることも含む)
 数量、商品の納期、および代金や保険のコストなど、契約の必要事項については、
 明確に書面でチェックする必要がある。いざとなれば、それが最低限度の契約書に
 代わるものとなるが、大きな取引では、契約書を作成する前から、
 一応の概要が書面で示されることが多いだろう。

 以上

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