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第26回
不良債権の防ぐ着眼点〜人・モノ編〜
2006/1/1


1.人の面の着眼点

 (1) 社長の行動パターンが急に変わった。または、急に会社に姿を現さなくなった
 (2) 社長室にこもったまま、いつも電話していて事務所に来なくなった
 (3) いつも細かくガミガミ注意する社長が、何も言わなくなった
 (4) 経理の管理職が退職
 (5) 幹部社員がまとまって退職(社員の退職も多い)
 (6) 経理担当役員の外出が急に増えた
 (7) 給料が1日位遅延(コンピュータ故障による原因といい、社員には動揺がない)
 (8) 社員による大口の使い込み、横領
 (9) 社内に経営陣の確執。有能な役員の退職

2.モノの面の着眼点

 (1) 工場の機械が殆ど動いていない(従業員も何かブラブラしている)
 (2) 安値販売をする様になった
 (3) 換金目的の材料売りをしている
 (4) 規模に不釣合いな巨額の投資(土地、建物、設備)
 (5) 倉庫に隙間のない程の大量在庫(急増)
 (6) 下請け、仕入先がくるくる変わる
 (7) 社員も知らない間に別の事業が開始される
 (8) 資材、購買の担当者の知らない資材や商品が大量に入荷
 (9) 納入業者が空車のトラックで来ている
以上

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