1.経営品質
まず、経営品質は、貸借対照表と損益計算書によって評価される。つまり、経営資源のヒト・
モノ・カネのうち、モノとカネについては、正確に貸借対照表と損益計算書に記載されている。
ところが、ヒトつまり人の能力資産というのは、貸借対照表や損益計算書のどこにも記載されて
居ない。書いてあってもせいぜい「従業員何名」といった程度で、”能力”というのはない。
言い換えると、人の能力は、”簿外資産”ということになる。
この人の能力資産のほかにも、安定継続の得意先とか経営技術・ノウハウは、記載されていない
資産である。しかも、これら記載されていない資産が企業の経営品質の決定するキーポイントで
ある。自社の経営品質は、ライバルと比較して負けていないか、じっくり見つめ直してみよう。
2.商品の品質
価格がいくら安くても、製品・商品の品質が悪ければ、競争に勝てない。「安かろう悪かろう」は
昔のことであって、今はそれは通用しないし、そんな企業は倒産する。
今は、”価格”ばかりが競争条件ではない。むしろ、非価格競争といわれ、価格以外の競争条件
のウエートが高くなっている。非価格競争条件をどれだけ揃えているが、これからの時代に
勝ち残るポイントである。
そして、この日価格競争の中核になるのが、商品の品質である。だから、商品の品質は
非常に大切である。
|