どの会社でも、みんなまじめによく働いていると思うが、よく観察すると“作業”はしているが、
“仕事”はしていないという状態に陥っている職場もまた多いようだ。“作業”というのは、手順どおりに
言われたとおりにやっている状態で、“仕事”とはこの“作業”にプラス“知恵”と“心”が
加わった状態である。
仕事 = 作業 + 知恵 + 心
つまり、仕事には心がこもっていなければならない。「どうすればお客様に喜んで頂けるか」
「お得意先に満足して頂くには、どうすればよいか」などを、常に考えてするのが“仕事”である。
そして、この心をサービスというのである。「このデリバリーでお客様は満足してくれたか」
「このサービスでお客様は満足してくれたか」と、一つひとつの仕事について考えることが大切である。
物を作る人、その物を販売するのも人、それらの人達を管理するのも人である。このように
何事によらず、すべてが“ヒト”である。だから社員の1人ひとりが、その“質”を高めていく、
言い換えると“人質(じんしつ”を高めていくことが、これから最も大切である。
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