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第40回
危ない会社に共通する7つのポイント(1)
2007/3/1


  赤字が出たからといって会社はすぐに倒産するとは限らない。どん底から這い上がって成功した

 経営者も少なくない。要は、断崖絶壁から生還しようとするプロ根性が最後の勝負となる。しかし、
 
 最初の峠は、損益分岐点の改善であり、従業員とその家族、取引先に迷惑をかける前に、
 
 運命をかけた改革を断行する勇気が必要である。
 
 
 1.赤字決算を3年以上も続ければ会社は倒産する。
 
  1期でも赤字決算となれば、その原因をつきとめ対策をたてなければならない。
 その原因が、「一過性のものか」「少しの手直しで改善されるか」「体質的あるいは構造的なものか」
 を見極め、体質的なものであれば大手術を決断しなければならい。決断が遅れるとキズ口は深くなる。


 2.借入れが月商の6ヶ月分もある会社は、倒産街道を走っているのと同じだ。

  借入金は月商の4か月分が限度とされる。借入金に伴う金利負担が経営を圧迫するからである。
 金利負担は、売上高の3%までが適正、5%では資金繰りが苦しくなり、7%だと倒産の可能性がある。

 * 次回に続く

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