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第43回
決算書を活用するための5つの条件
2007/6/1

 
  経営実態を把握するために決算書を活用するには、日常業務の在り方が基本通りに進められて
 いること、つまり以下の点が整えられていることが条件となります。
 
 1.月次決算体制が確立されている。月次決算書の提出は1週間以内が最低条件。
 
 2.正しく損益を把握するために、必ず現物棚卸しが毎月実施されている。
   「在庫はお金そのものである」との意識を、全社員に植え付ける。

 3.月次決算書作成はルールに添ってまとめられている。恣意的な操作が入らぬよう、
   相互けん制体制を整えておく。
 
 4.月次決算書の様式は、数字比較のできる様式になっている。具体的には、目標・前年同月値・
   業界平均値等との比較が一目でわかるよう工夫する。

 5.B/S、P/Lおよび資金との関連でみること。経営実態を如実に示すのは、資金の動きである。

   以上

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