経営実態を把握するために決算書を活用するには、日常業務の在り方が基本通りに進められて
いること、つまり以下の点が整えられていることが条件となります。
1.月次決算体制が確立されている。月次決算書の提出は1週間以内が最低条件。
2.正しく損益を把握するために、必ず現物棚卸しが毎月実施されている。
「在庫はお金そのものである」との意識を、全社員に植え付ける。
3.月次決算書作成はルールに添ってまとめられている。恣意的な操作が入らぬよう、
相互けん制体制を整えておく。
4.月次決算書の様式は、数字比較のできる様式になっている。具体的には、目標・前年同月値・
業界平均値等との比較が一目でわかるよう工夫する。
5.B/S、P/Lおよび資金との関連でみること。経営実態を如実に示すのは、資金の動きである。
以上
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