日常で使う「変動費」と「固定費」。もう一度、整理してみましょう。
・ 変動費 : 売上高の増減に応じて増減する費用
<例> 商品仕入/材料費/販売促進費/発送配達費 等
・ 固定費 : 売上高が増減しても一定に発生する費用
<例> 人件費/減価償却費/その他変動費の以外の費用 等
限界利益計算においては、企業において発生した費用を、「変動費」と「固定費」に
分けて計算する。
これは、企業において発生した費用を、その使用目的ではなく、発生形態(売上高の
増減に応じて発生する経費か固定的に発生する経費か等)に着眼して計算するほうが、
コントロールしやすいからである。
つまり、固定費は必ず発生する費用なので、固定費の金額が決まってしまえば、あとは
これを上回る限界利益(売上高−変動費)を確保しなければ利益は残せない。
言いかえれば、限界利益の範囲でしか、固定費を負担できないということである。
以上
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