今回は「産業廃棄物処理」を取り上げる。
1.市場規模
環境省が発表した環境ビジネスにおける数値によると、市場規模は、
2010年には47兆2千億円、2020年には58兆4千億円、雇用規模は、
2010年には111万9千人、2020年には123万6千人と推計される。
統計上は人口が減る一方で、市場規模の拡大は続く。
2.ビジネストレンド
国は、循環型社会形成を促進し、リサイクルへの取り組み強化等により、
産業廃棄物の排出量は、環境省平成19年1月公表によると、平成16年度は
4億1700万トンと平成12年と比較し1700万トン増加している。
不法投棄の減少やビルのスクラップ&ビルドが影響しているものと思われる。
今後は、建設リサイクル法をはじめとして、各種リサイクル法の施行・強化により、
減少傾向に向かいうことが予想される。また排出業者の社会的責任が強化されるに伴い、
処理品質の優秀な処理業者を求めており、優良事業者にとってはビジネスチャンスが
拡大することが予想される。
これからの産廃処理業界は変化に富んでいると言えよう。
以上
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