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第51回
業界別アドバイス「日本料理店」
2008/2/1

 
今回は「日本料理店」を取り上げる。
 
 1.業界概況
 
 日本料理店の定義は「主として特定の日本料理(寿司、そばを除く)をその場で飲食させる店。」
 を指す。ここ数年店舗数は0.3%の微減傾向がみられる。
 経営主体別構成は、個人経営25.4%、株式会社33.9%、有限会社37.3%、その他3.4%である。
 
 2.業界指標
  =>日本料理店と一般飲食店の比較(括弧内が一般平均) 
 ・ 総資本経常利益率(%)           −1.5 (−1.6)
 ・ 従業員1人当たりの売上高(千円)    12,180 (12,334)
 ・ 店舗面積1坪当たり売上高(千円)     1,630 (1,782)
 ・ 1企業あたりの店舗面積(平方メートル)  268.3 (194.1)
 
 3.今後の見通し

 かつてはグルメブームで活況を呈した飲食業界も、経済の低迷により苦戦を強いられてきた。
 企業の経費削減、消費者の家計引き締めによる生活防衛で、
 市場規模は年々縮小している。最近はかつての和食ブームは聞かれなくなったが、
 経営者には消費者ニーズの変化のきめ細かい確認と、新商品の開発、
 新業態の開拓が求められている。                       以上

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