今回は「日本料理店」を取り上げる。
1.業界概況
日本料理店の定義は「主として特定の日本料理(寿司、そばを除く)をその場で飲食させる店。」
を指す。ここ数年店舗数は0.3%の微減傾向がみられる。
経営主体別構成は、個人経営25.4%、株式会社33.9%、有限会社37.3%、その他3.4%である。
2.業界指標
=>日本料理店と一般飲食店の比較(括弧内が一般平均)
・ 総資本経常利益率(%) −1.5 (−1.6)
・ 従業員1人当たりの売上高(千円) 12,180 (12,334)
・ 店舗面積1坪当たり売上高(千円) 1,630 (1,782)
・ 1企業あたりの店舗面積(平方メートル) 268.3 (194.1)
3.今後の見通し
かつてはグルメブームで活況を呈した飲食業界も、経済の低迷により苦戦を強いられてきた。
企業の経費削減、消費者の家計引き締めによる生活防衛で、
市場規模は年々縮小している。最近はかつての和食ブームは聞かれなくなったが、
経営者には消費者ニーズの変化のきめ細かい確認と、新商品の開発、
新業態の開拓が求められている。 以上
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