今回は「インターネット通販」を取り上げる。
1.業界構造
通信販売業者と同じようにインターネット通信販売専門の企業もあるが、実店舗も持ち
インターネット通販も行っている企業が圧倒的に多い。
実店舗での販売とインターネット販売を組み合わせて成功している企業を「クリック&
モルタル型企業」と呼んでいる。これはクリック(仮想店舗、バーチャルショップ)とモルタル
(実店舗、リアルショップ)の両者を融合した、バーチャルとリアルの店舗を組み合わせた
流通システム・顧客アクセスの考え方に基づき、両者のシナジー効果を発揮できる
企業のことである。
インタネット通販は、基本的には従来の通信販売と同じ販売・決済形態をとるため、
商品・サービスの提供方法と決済方法において実店舗との違いがでてくる。
実店舗では、直接商品やサービスが提供できるが、インターネット通では商品の配達や
サービス提供者の派遣が課題になってくる。
2.今後の市場規模
株式会社野村総合研究所の分析と予測によると、BtoC市場は2007年の44,200億円から
2011年には、64,000億円に拡大すると予測している。(不動産、自動車、金融等を除く)
以上
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