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第95回
アイデアを出すための手法(6)
2011/10/1


先月に続き「アイディアを出すための手法」をいくつか紹介する。

4.QCサークルのねらいと手順

(1)その職場の全員が参加する

(2)自主的・自発的に活動を行なう

(3)QC手法を使って、科学的に問題解決を行なう。そのために各自が自己啓発する。

このQCサークル活動は、全員が「自分たちが品質管理のにない手」となっていくことを目標とする。
そして、この活動を通じて「品質意識・改善意識・原価意識・問題意識」を持つようになる。
QCサークルは、基本的にはQC技法を使いながらすすめて行く。 QC技法というのは問題を発見したり、
原因を追究するために役立つ技法で「パレート図」「特性要因図」「度数分布図」などである。
これらのQC技法を使いながら、下記のような手順で活動を進めていくのである。

(4)QCサークルの手順
 ・テーマの中にある問題点を見つけ、優先順位をつける(これにはパレー ト図をつくる)
 ・問題点に対する要因を見つける(これには特性要因図をつくる)
 ・特性要因図にあらわれたもののうち結果に大きく影響しているものを調べる
 ・その対策を考える
 ・決った対策を職場で実施する
 ・一定期間実施したら結果を調べる
 ・歯止めをする。すなわち、実現したやり方を定着させる。         以上

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